星空に魅せられて

関西在住、天文愛好歴30年以上のおじさんが、星にロマンを求めて、ひたすら天体写真を撮っては披露する、マイペースなブログです。

2014年01月

星空が好きな関西在住のおじさんです。
時々石川県にも出没します!
よろしくお願いします🤲

ばら星雲(NGC2237) みたたび…。

先日Tamiさんにアドバイスを頂いた方法を参考にばら星雲の処理をし直しました。
違いはCS5でこれまで星雲マスクでトーンカーブでコントラストを上げていたのを輝度マスクを使ってレベル補正でコントラストを上げて行きました。
この方法だと全体がリニアにレベルが上がって行くため、自然な階調に近づきます。しかしながら背景フラットが完全に合っていなかったため、ムラが目立ち、結局星雲マスクとハイブリッド処理としました。
GムラがひどかったのでRGB画像からGを抜き出し、彩度を上げたものを背景マスクとしてGをかなり消しました。そのため星雲と背景の間に階調の段差ができています。
やはり淡い星雲を出すときは特に完璧なフラットフレームが求められるようです。

【前の画像(星雲マスク&トーンカーブ】
イメージ 1

【今回の画像 (輝度マスクによるレベル補正&星雲マスクのハイブリッド】
イメージ 2

色の好みはあるでしょうし、今回のは背景のGが薄いですが、星雲の階調が滑らかになったように思います。

EL板をゲットして…(^^;)。

年末にEL板をゲットしてから、時間がなかったのですが、久しぶりに休みが取れたので、
ちょっといじってみました。
イメージ 1

とりあえずダンボールとビニルテープでシートを望遠鏡にかぶせた場合になるべく光が入らないように
保護部を作ってみました。不器用なので、こんな感じです。
そしてEL板の上に車のスモーク(可視光透過率3%)をかぶせ、更にトレーシングペーパーを重ねて、保護部に
差し込んで電源を入れてみました。
ムムッ、これでも明るい…。望遠鏡に装着してシャッターを切りましたが、1秒で真っ白になってしまいました。
さらにスモークを入れるべきか…。やっぱりこれは調光器が必要ですかね(^^;)。自作する腕もないですし、はてはてどうしたものか、ネットサーフィン中です。
まあ、3月まで北陸は機材入りの月ですので、気長に試行錯誤してみようと思います。

スケアリング調整装置による調整

年末にしばたさんに作成頂いたスケアリング調整装置をR200SSに装着してスケアリング調整をしてみました。
イメージ 1

接眼部にこのようにダイレクトに装着します。私の場合はカメラのCCDチップが接続部と水平でないことから起こるスケアリングエラーの要素が大きいため、R200SSへの装着の場合、カメラ位置を固定しないといけません。

ちょっとわかりにくいですが、このように接続位置にシールを貼って常に一致させることにしました。
(この写真ではちょっとずれてます(^^;))
イメージ 2

そして今度はこのスケアリング調整装置とカメラの接続位置を一致させるようシールを貼りました。
イメージ 3

ちょっと不格好ですが、これでカメラの傾きが常に望遠鏡の接続部と一致させることができ、スケアリング調整
した状態をキープできます。

イメージ 4

そしてこのままレーザーコリメーターを使ってスケアリング調整。押しネジ、引きネジでレーザーが元の位置に戻るように調整しました。

 
イメージ 5

このままでは横位置でしか撮影できないため、90度横にもシールを貼りました。めんどくさいですが、縦構図での撮影の時はここを軸にスケアリング調整をし直すことになります。

スケアリング調整装置は頑丈なのでガタはありません。また光が外から漏れ入ることもなさそうです。
先にはなりますがこれで撮影テストをしてみたいと思います。
次はフラット撮影テストですね。今日は時間がないので、改めて休みの日にテストしたいと思います。

クラゲ星雲(フラット撮り直し)

正月休みに皆さんが精力的に撮影に勤しんでいた頃、私は京都・大阪の親戚回りで疲れて帰って来ました…。
家に帰ってもどたばたと年賀状の書き直しをしていたら、明日から仕事です。
まあ、北陸は曇天に雨模様なので、ちょっと出撃できる状態ではありませんが…。
そこで空いた時間で、この間撮影したクラゲ星雲をこれもこの間撮ったスカイフラットで再度処理
し直しました。

【クラゲ星雲】
イメージ 2

【撮影データ】
2013年12月8日20時54分~
ビクセンR200SS(D200mm f800mm F4)EQ6PRO赤道儀
Lodestarにてオフアキシスガイド
Astro60D(ISO1600) (-19℃) 
露出420min.×10枚 コンポジット
スカイフラット SI5にてコンポジット
SI7 CS5にて処理 (若干トリミング)
撮影地/金沢市山麓

まだEL板は来ていないのでRAP2のベイヤマージはしていません。それでも随分ましになりました。
立体感を出すには更に長時間露光が必要ですね。

それと年末、しばたさんが一生懸命作ってくださったスケアリング調整装置です。
イメージ 1

押しねじと引きネジで傾きを調整します。ただ調整ネジがカメラと干渉するので、現場での調整は難しいです。
あらかじめレーザコリメーターで傾きを調整してから望遠鏡に装着することになりそうです。
こちらの方はおいおいレポートしてみたいと思います。

またEL発行板ゲットしましたので、フラット撮影の方もレポートしていきますので、どんどん突っ込んでやってくださいましm(_ _)m。

新年の抱負

あけましておめでとうございます。
旧年中はブログを通じてたくさんの方にお世話になり、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。

【新年の抱負】
やはり一番は健康ですね。体重が限界にきて腰とひざが痛くなってきたので、体重を減らしたいです
毎年言ってますが、今年は運動して細マッチョ目指したいです(笑)。
それとありきたりですが家族の幸せですね。年々歳をとるのが嫌になってきましたが、一年一年充実した
年にしたいです!

【天文趣味について】
石川県に転勤してきて3年。素晴らしい星空と星仲間に恵まれて、一気に加熱してしまいました
今年は昨年からの続きで、折角導入して改良した冷却デジカメの性能をフルに活かした作品を撮影
したいです。去年は結局テストばかりで満足なものは撮影できませんでした。でも星仲間の皆さんの
おかげで課題がはっきりして、それをひとつひとつクリアできたのは大きな収穫でした。
今年は淡い星雲の長時間露出と更にモザイク撮影を追求していきたいと思います!

もう一つ大事なことは、撮影ばかりに専念せず、自然の恵みたる美しい星空をもっとこの目に焼き付け
たいですね。いつまで石川県にいるのかわかりませんが、もともと大阪・京都に住んでいた身としては
これ以上の贅沢はないと思います。小学校3年生から星が好きになって、それ以来都会でも田舎でも
空を見上げて季節を感じ、宇宙の広大さ悠久さを感じることで自分を見つめなおしたり癒されたりして
きました。この「星ごころ」はずっと忘れずにいつまでも持ち続けていたいですね。
天体撮影機材の発達は目を見張るものがありますが、私の中では宇宙を感じる手段の一つであり、
その美しさを写真という媒体を通して描きたいというのが動機のような気がします。
歳をとって重い機材で遠征ができなくなったり、都会暮らしに戻る日も来ると思いますが、
「星ごころ」を大切にぼちぼちと末永く続けていければと思います。
もちろん家庭や仕事と逆転すると本末転倒ですので、「大切な趣味」として時には自分を戒め
ながら続けて行きたいと思います。

以上長々と書いてしまいましたが、今年が皆さんにとっても良い年となることをご祈念して
年頭の抱負とさせていただきます。今年もよろしくお願いします!



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