星空に魅せられて

関西在住、天文愛好歴30年以上のおじさんが、星にロマンを求めて、ひたすら天体写真を撮っては披露する、マイペースなブログです。

2013年05月

星空が好きな関西在住のおじさんです。
時々石川県にも出没します!
よろしくお願いします🤲

とりあえず次の構想

満月期に入ったのと、仕事が立て込んできて、天気がいい割には出動できず、
悶々としています。
そんな中で、次期撮影対象を考えようと、自動導入はできないのですが、ステラナビゲータ9を購入。
この中の星図を元に構図の研究をしようと思います。

まずはこれ。
イメージ 1

サドル付近です。R200SSですと9枚モザイクでもはみ出ます。手動で導入しますし、
うまくいくかはわかりませんが、まずは是非トライしてみたい対象です。

その次がこれ。
イメージ 2

北アメリカとペリカン星雲です。これも9枚モザイクでもはみ出します。
それぞれ撮るだけで一晩はかかりそうです。
冷却デジカメの真価はこのモザイクで発揮されると勝手に信じています。
今は梅雨前のカラッとしたいい天気が続いていますが、新月期になんとか晴れてトライアルしてみたい
ですね。今は東天ですから南砺あたりで狙おうかな?

M101 5枚コンポジット

先日ガイドテストで使ったM101の素材を5枚コンポジットしました。なんせISO6400で光害の下で撮ったので
画像は見れたものではありませんでした。特に彩度が全然出なかったのでありとあらゆる邪道を駆使して
最後はフラットエイドでごまかして?仕上げました。
イメージ 1

【撮影データ】
2013年5月12日21時21分~
ビクセンR200SS(D200mm f800mm F4)タカハシ90S赤道儀(K-ASTEC改)
lodestar+PHDguidingによるオフアキシスガイド
Astro60D(ISO6400)LPS-P2フィルター
露出10分×5コマ
RAP2にてフラット処理(ダークなし) SI5&7 PhotoshopCS5 フラットエイド にて処理 (トリミングなし)
撮影地/キゴ山

なんせ、色がないところに色を出そうと、SI7のLab調整、CameraRawで彩度アップ、CS5で彩度アップをした
ので背景も荒れ荒れでした。フラットエイドでちょっとマシなりましたが、それまではレインボーな背景
でしたやはり、本格的に撮るには長い露出時間で暗くていい空の下で撮りたいですね。
ハッハッハ、こんな撮り方は冷却デジカメの意味があまりないかも

ちょっとトリミングしました。
イメージ 2

徐々に解明

先週のガイドエラーが気になって仕方がなかったので、昨夜キゴ山へテスト撮影に行ってきました。
星の会の例会の後だったので、ヤジウマ応援隊の皆さんの声援を受けて頑張りました
 
イメージ 1
 
【撮影データ】
2013年5月12日21時15分頃
ビクセンR200SS(D200mm f800mm F4)タカハシ90S赤道儀(K-ASTEC改)
lodestar+PHDguidingによるオフアキシスガイド
Astro60D(ISO6400)LPS-P2フィルター
露出10分×1コマ
RAP2にてフラット処理(ダークなし) SI5&7 PhotoshopCS5  にて処理 (トリミングなし)
撮影地/キゴ山
 
先週撮影したものより、星のいびつさが随分改善されました。ちょっと変なデータなのですが、気付かれた方
いらっしゃいますか?
 
主な原因と思われるのは
①鏡筒バランスがずれていた。
②極軸がずれていた。
です。
①についてはかなり神経質に行ないましたが、特に北天は時間が経つと鏡筒の角度が大きく変わるので、
 バランスを取るのが大変でした。やはり重いカメラを搭載すると今までの何倍もシビアなバランスが要求
 されます。
 冷却デジカメですらこの有様ですから、冷却CCDを使われている方はどうやってバランスを取っているので
 しょう?90Sではオーバースペックなんでしょうかね?
②はポカミスでした。南北の位置を逆にして北極星を導入していました。お恥ずかしい・・・。
 
M101は5枚ほど撮影したのですが、眠かったので1枚取りをさくっと処理しました。ここでポカミス。
導入用に感度を上げていたのですが、撮影時も気がつかず、そのまま撮影してしまいました。
ですからISO6400です(笑)。
まあガイドテストがメインでしたので、あまり気にはしていませんでしたが、さすがに1枚ものの冷却デジカメ
とは言え、画像が荒いですね。でも限られた時間で露光したので、かえって実験的にどこまで感度に
耐えられるか?わかってよかったかもしれません
 
ガイドは相変わらず暴れていました。写真もちょっとピンボケ気味です。でもある程度丸く星が写った
ということはやはり鏡筒のバランスでモーターやギアに負荷をかけすぎないことが大事だということかも
しれませんね。このあともう少し天頂付近で再度極軸とバランスを合わせて撮影しましたが、ガイドが暴れて
星ももっといびつでした。なぜだろうと鏡筒を見ると、鏡筒バンドがずれてました
 
たかだかカメラを変えただけで、チェック項目が指数関数的に増えた気がします。しばらくなれるには時間が
かかりそうですね。改めて5枚コンポしたものをアップしようと思います。春の銀河は残念ですがこれで
終わりかな?これから夏の星雲を目指したいです!
 
 
 
 

M81・M82・・・。

奥能登で撮影したM81・M82を先ほど処理を終えました。
どうもSI7は私のパソコンではオーバースペックのようで、コンポジットするとフリーズします。
そこでSI5で基準点を二点設定して処理をしてみました。
すると・・・。
イメージ 1

ものの見事に画像が回転していましたヽ(;▽;)ノ
極軸がずれてたんですね。
星は中心部が♥マーク、特に右下周辺は線状になっていました。これではPHDGuidingも暴れますね。
そういえば当初極軸を合わせて、三脚のボルトもしっかりと締めたつもりでしたが、撤収時には三脚の
ボルトが緩んでいました。極軸合わせの水平微動が今度はガチガチに硬かったので、無理に左右に
動かしたことで、三脚にたわみが発生し、極軸がずれた可能性が大です。
それと今までより重いカメラを搭載して鏡筒のバランスが保てなくなっているのかもしれません。
ピントもカメラの重みでずれた可能性もあります。うわーっ問題山積ですヽ(;▽;)ノ!

で、これが処理後のM81、M82です。
イメージ 2

【撮影データ】
2013年5月5日21時17分~
ビクセンR200SS(D200mm f800mm F4)タカハシ90S赤道儀(K-ASTEC改)
lodestar+PHDguidingによるオフアキシスガイド
Astro60D(ISO1600)フィルターなし
露出10分×18コマ
RAP2にてフラット処理(ダークなし) SI5&7 PhotoshopCS5  にて処理 (トリミング)
撮影地/奥能登

星がいびつになっているのがわかります。元画像はもっとボテボテの星像でした。
SI7のスターシャープでかなり切り詰めましたが、微光星とM81の微細構造が消えてしまいました。

とりあえずお恥ずかしい作品ですがアップします。一つ収穫があったとすれば冷却デジカメのノーノイズは
すごいということです。いくら強調しても画像が荒れません。
カメラが重くなったことで、いろいろと望遠鏡と赤道儀にも弊害が出ているかもしれません。赤道儀の微調整
をしたら、なるべく早くもう一度テスト撮影をしてみようと思います。
 
追伸:
取り急ぎガイドエラー防止の備忘録を作ってみました。90S赤道儀にとってもオーバースペックかも
しれませんが、出来うる限りのことをしてみようと思います。足りないところがありましたらご指摘くださいませ。
 
【ガイドエラー備忘録】
①90Sの水平微動ボルトを緩める
②極軸をしっかり出す
③三脚のボルトをしっかり締める                                
④対象に近い位置に望遠鏡を操作してバランスをとる(ファインダーなし)     
⑤ピントを出したらドローチューブをしっかり固定する                  
⑥撮影時は正立ファインダーを取る(重いので)
⑦PHDGuidingが暴れたら、極軸を再度見直す
⑧ 〃         感度を緩める (A.RA Hysteresisの数を大きくする)
⑨ 〃         露光時間を長めにする                            
 

奥能登に遠征

5月5日のAstroGPVが好天だったため、いよいよ奥能登に遠征に行くことにしました。
それにしても機材のコードや電源が増えて大変なことになってきました
イメージ 1

せっせと組み立てて、極軸を合わせ、M81、M82に狙いを定めようとしていたら、星の会の仲間が
2名やってきて、3名でこの日は撮影。

今回はオートガイドも作動して順調かと思いきや・・・「ガイドが暴れる!」
とりあえずPHDGuidingの露光時間を1.0秒から1.5秒にすると少しましになりました。
昔からそうなのですが、北天を撮影すると、いつもガイドが暴れます。星の動きに比べて
ガイドが過敏に反応しているのでしょうか?過敏反応+バックラッシュの影響でしょうか?
どなたかPHDguidingでの調整の仕方をアドバイスして頂ければと思いますm(_ _)m。

今回はM81、M82を10分×18枚=3時間撮って、冷却デジカメでどれくらい撮れるのかが
ひとつのテーマにしていました。3時間撮って銀河を見たら・・「全部♥マークになってる!!」
これは「何で?」と思いました。よく機材を見ると、フードが♥マークに折れ曲がっていました。
付け直してテスト撮影すると星像が丸く戻ったみたいです。でも本当にこれのせい?
悩みがまた増えました・・・。

結局この日は珍しいくらい空が白んでいて尚かつカップル及びおまわりさんのハイビーム
攻撃にやられて、撮影したのはM81,82とM101を1カット(バッテリー不足でガイドエラーを
おこして停止)だけでした。取りあえずこれから画像処理でいびつな星を手直しして、
お見せ出来るようになればアップしたいと思います。

やはりまだ新しい機材に慣れてませんね。まずは近場で練習を積んだ方が良さそうです。
少しずつ前進できたらいいかな。



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